技術担当のKです。みなさん、いかがお過ごしですか? ようやく札幌も雪と思いきや、改めて暖かくなり雪が溶け、根雪が降るのはいつの日やら。という都心部の状態です。

 

若干今更感がありますが、逃げる恥だが役に立つというドラマがスマッシュヒットを飛ばし、各方面で話題になっています。新垣結衣さん他、出演者がエンディングで踊るダンスも話題になっております。そういえば、先日弊社のTがキタオンの取材で若手落語家さんの取材に行ったときに、踊っているのを目撃したとの。また、TBS系列で放送されているドラマなのですが、系列局の方がダンスしている動画を始め、いろいろな人が「踊ってみた」をアップしています。うちでも……やってみる?

 

ドラマ自体はなかなか、私のような中年にさしかかったエンジニアも希望を持ってしまいそうな、恋愛に積極的になれない男性の所に、かわいい女性が契約結婚の形でやってきて……という、その二人のこう、もやもやっとした関係が主題の、いかにも現代チックなドラマです。(否定してないですよ)。

 

そんな主演の男性が星野源さん。私、SAKEROCKというインストバンドの頃しか知らないんですけどね、最近すごいですよね、若い子に大人気。俳優に、シンガーソングライターに、コラムニストに、マルチな活躍をしています。

 

さて、ドラマの中で星野源さんが演じる主人公の職業がシステムエンジニアということで、どうしても目が行ってしまいます。細かい部分に。タイトルにも挙げたのですが、これまでのドラマで我々の職種が出てくると、時代背景やら無理解なども相まって、だいたい飛んでも役になっている事が多かったりします。

 

よく、エンジニア間でジョークや雑談ネタにもなりますが、ノートパソコンをおもむろに取り出し、銀行の鍵にシリアルケーブルのようなもので接続し、非常にグラフィカルなインターフェースを叩くと、ランダムで生成された文字がスクロールされ鍵を解錠したり、なぜかホスコンのようなシステムに、遠隔接続の仕組みが実装されており、どう見ても主人公が目的を達成するためにしか使われ無さそうな仕様要件のソフトウェアをそのまま残しておく悪人だったり、どんな仕組みで接続されているかはわかりませんが、TCP/IPをベースにして、爆弾の制御が出来たりと、まぁ摩訶不思議。悪人達は仕様書にわざわざ書いて、システム製作会社に依頼したのでしょうか? 気になります。……すいません脱線しました。

 

まぁ、これなんかは良い方で、かつて日本のドラマにも、警備員が実は天才ハッカー(正しい用法としてのハッカーであることは留意しておきます)。というものがありまして、とある会社で新しいWEBサービス、確かサッカーの中継か何かのシステムだったかな。数十億の巨額プロジェクト。それを立ち上げるもシステムトラブルで落っこちてという。

 

時代背景もあって、六本木ヒルズかどこか、当時日本を席巻していた新興IT企業が多く入居するビルが舞台、なぜかそこのフロアにサーバルームもある、回線やらファシリティも全く考慮されていないなど細かい点はツッコミ処満点なので、サーバラックもホームセンターに売っているような、これでそんな巨額のプロジェクトを……と思うと、他人事ながら冷や汗をかきます。最大にびっくりしたのは、主人公が偶然通りかかり、キーボードも叩かず一瞥して「これはコンピュータウィルスですね」と判断。なぜか舞台の会社の上役達も、この身元がよくわからない人にシステムを触らせるというとんでも展開ですが、まぁ、ドラマなので無事に解決しちゃいます。まぁ、この件で私が彼らの上役なら結構なレベルの叱責とクライアントにフライング土下座レベルのインシデント……。報告書に「通りすがりの警備員が何かやって解決させました……」。だなんて。

 

閑話休題……。このネタだけでも結構な長文を書けるなぁと思いましたが、まぁおおよそ世間一般の人にはこういうイメージなんだろうなぁ、という笑い話のネタになる物であったのですが、さて本題に戻ってきまして「逃げ恥」。

 

話も戻りまして、主人公はシステムエンジニアということで、これはどういう切り取られ方するのかと思いきや案外にまとも。あまりドラマを見ないので、他のドラマでもシステムエンジニアがまともに描かれるようになってきたのかも知れませんが、1話で営業さんが安請け合いした結果、機能実装が増えて納期が変更にならないプロジェクトのため、主人公が体調を崩しダウン。おお、なんとリアル(いや、よくないんですけどね)。

 

2話か3話あたりで、主人公がとある事情から早く家に帰りたくなく(私だったら、家にガッキーが待っているなら早く帰りますが……)、悩みながらコンピュータに向かって仕事。画面を思わずぱっと見てみると、ちゃんとプログラムを書いている……ようには見える。エディタが何かとか気になる部分はあるんですけどね。日本のドラマ、映画環境も大分マシにはなってきたのかなぁと。コンピュータシステムに関する理解という点について。

 

ただね、1つだけ言わせてください。あのコードはひどい……。ガッキーを待たせて、残業して、あんなアホみたいなコード書いて……。そろそろ、システム監修という役をつけた方がいいんじゃないですかね、どうですか? ドラマ製作に関わっている皆様。なんなら、私とか私の知り合いとか余暇でやりますよ。仕事として請けても面白いかも。

 

何が言いたいかっていうと、あれよりまともなコードかけるのに、どうして私の家にはガッキーが居ないんですかね。これこそ閑話休題。

 

追伸:

あのシーンを添削してみます。

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■プログラム書かせるなら、せめてまともなエディタにしてあげましょう。行番号も出ないのはちょっとつらいです。

■$_POSTに代入するのはやめましょう。というより出来ないです。意味が無いです。

■仮になにかしていて、ちゃんとPOSTで飛んできている想定なのであれば、会社コードを2つ、店舗コードも2つ上位から飛んでくるインターフェースは少し考えた方が良いかも知れません。

■デュアルディスプレイは高得点です。トリプルがスタンダードになりつつあります。

追加した方が良いかも

■ /* 原因不明も動作しているのでこのまま 16/99/99 */ みたいなコメントを挟み込むとリアリティが増します。

■ 画面中3行目あたりのコメントアウト、「// とりあえずコメントアウト」「// 正常動作しているのでこのまま」など入れるとリアリティが増すかも知れません。

参考:

#逃げ恥 で星野源がPHPコードを書いているシーンに着目する人たち

追伸2:

これが、一般感覚との乖離というやつかもしれません。